仏教電子辞書事業

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仏教電子辞書事業 (しばしばDDBで表される) は 東アジア仏教の専門家であるチャールズ・マラーにより、東アジア仏教と 古典中国語の双方に関する辞書の不足に気づいた大学院1年目に開始されました。当時から彼は約20年間に渡り、研究・翻訳をしてきた文章から用語を編纂してきました。

1995年、インターネットの出現に伴い、マラーは元々保存されていたワードプロセッサー ファイル形式から HTML形式にデータセットを転換しました。また、幅広い人々が利用できるように自身のウェブサイトに掲載し 、プロジェクトにおいてWWWを利用することができるかどうかを確かめました。

多くの学者が技術的実装やコンテンツにおける援助を申し出ました 。加えて、そのプロジェクトは 1997-2003年にかけてJSPS助成金を確保しており、取り扱う内容の拡大を速めました。この期間中、辞書の保管フォーマットがSGMLに変換され、その後XMLに変換されました。2001年、

 ヒューマニティーズ・コンピューティングにおけるXML の専門家である マイケル・ベダウの援助で、 辞書はサーチエンジンと共にXMLフォーマットでウェブサイトに設置されました。

2015年の7月には、DDBは仏教用語や仏教に関するテキスト、学校、寺、人物を含めた、64,000 項目を有しており、項目の種類としては短い語彙集タイプをはじめ、標準的な百科事典的記事までにに及んでいます。様々な分野の仏教研究の専門知識を有する協力者の援助により、 近年のDDBの拡大は加速しました。

この辞典の特質は協力者が、全文レベルというよりも(XML "nodes")部分的なレベルで貢献できるXMLの使用にあります。 現在進行中の電子プロジェクトであるからこそ、項目やノードは元々の執筆者により修正・展開され、他の協力者により補足されています 。電子編纂であるために、全文検索可能であり、項目は ハイパーリンクされます。不正確さや宗派による見解の違いを防ぐために、編集権利は許可された専門家だけに限定されます。

参考資料


外部リンク